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海苔の日
節分と海苔巻
海苔の日
海苔生産団体では、毎年2月6日を「海苔の日」と決め、全国の各産地や主要消費都市で海苔消費の拡大を図る催しを開催している。

「海苔の日」の意味と設立のいきさつは次の通り。
海苔は古くから貴重な食品として食べられて来た。その価値は高く評価され、大宝元年(701年)2月6日に制定された「大宝律令」によって、大宝2年から諸国指定産物になり、年貢(当時の租税)の対象産物に取り入れられた。そこで、大宝律令が制定された2月6日を「海苔の日」と制定し、全国的な海苔消費促進の日にしたものである。

これは、昭和41年(1966年)に全国海苔貝類漁業協同組合連合会によって発案されたものである。同漁連では、傘下組合を中心に2月6日「海苔の日」には、祈念祝賀会や海苔品評会などを開いていたが、昭和45年に「海苔の日」を広く知って貰おうと、東京・西銀座のすきや橋公園(当時)、上の松坂屋前、赤羽ダイエー、新宿伊勢丹前、上野アメ屋横丁などで、街頭PRのため1袋全形海苔3枚入り約33,000袋(約10万枚)を無料配布した。その袋には、「海苔の日の謂れ、海苔の栄養価、選び方、焼き方、保存方法とともに産地名(有明海)、入札価格(1枚20円の海苔)、入札日付、生産者の手数料(5%)」を明記したパンフレットが封入されていた。

以来、毎年全国各地で「海苔の日」記念の海苔無料配布、チャリティーセールなどのイベントが開かれている。現在は、2月6日の生産団体主催の「海苔の日」と海苔業者による2月3日前後の「節分に海苔巻き丸かぶり」のイベントが行なわれるようになり、2月3日から2月6日前後の1週間を「海苔ウィーク」として、全国各地で海苔PRのイベントが行なわれている。
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